今回の宮古島は海も緑ももちろん楽しめたのですが
天然麹菌で造る昔ながらの宮古味噌の味噌蔵を訪ねたことが大きな収穫の一つでした。
島の素材を活かしおばあから受け継いだ昔ながらの自然製法で
戦前から『天然麹菌』が守られている国宝級の味噌蔵。
つい数年前までは釜戸の火で大豆を焚いていたのだそう。
お味噌を買いに行っただけなんですが、
味噌造りの工程を社会見学までさせて頂けました。
特に電話も予約もせずに飛び込みでふらりと立ち寄った私達夫婦でしたが
造り方工程や歴史など丁寧にご説明頂き
冗談交えに世間話もしながら(沖縄人と関西人は似てる)
沖縄の温かい自然なホスピタリティに触れることができ
とても心が和みました。
お店に入ると麹菌の良い香りがぷーんと漂っていて
呼吸してるだけで細胞がイキイキしてきそう。
天然麹は麦麹なんだそう!
今まで見たことがない緑色の麹。
天然麹って、すごいな〜。
人間が作ったものじゃなくて
麹菌が蔵に住みついてるから
勝手に麦に麹がつくらしいんですよ。
え!どうゆうことって感じですよね。
たてぃ汁という削り節とお味噌を溶いてあおさを入れたシンプルなお味噌汁をご馳走になりました。
これに溶き卵を入れるのが宮古島の伝統朝ごはんだそうな...。
五臓六腑に染み渡る〜。
こうやって生産者さんと直接お話をする機会があるって、とても貴重な体験です!
宮古島のスーパーやお土産屋さんでも購入できる宮古味噌ですが
せっかくなのでもし皆さんも機会があれば
ふらりと蔵まで行って元氣チャージしてみて下さい。
自然製法の生きている味噌ですから
常温だと袋が膨張するし、白く産膜酵母も出てきます。
でもこれが生きている食品というサインです。
思わず爆買い。
『医者に金を払うな 味噌屋に払え』
0コメント