ヨガとしゃべりについての考察

道端で職務質問をされた経験は今のところまだ人生で一度もないのですが、
海外旅行の際の入国カードとか確定申告などの書類等で『職業』の欄を書き込むときに
自分の肩書きをどう記載しようかと悩んでしまうことがよくあります。

書類記入の場合は、変に怪しまれたりつっこまれたりしないように、無難に『フィットネスインストラクター』とか『サービス系自営業』と書いて乗り切っていますが、心の中では自分そんな風に全然思ってないだろと軽く自分ツッコミを入れています。

ヨガインストラクター?!んーなんか違うよな。
でもヨガティーチャーと言うほど別にそんなたいそーなこと、高尚なこと全然教えてない(爆)。

それはさておき、ヨガティーチャーの方々は普段はあまり意識せずにクラスをやっているかもしれませんが、先生が話す時、大きく分けてインストラクション、ガイド、トーク、サイレンスがあると思うんですよね。
私はなんとなくですが使い分けています。
誰かに教わったわけじゃなく、自然にやっているみたいですが。

インストラクションは、アーサナや呼吸のテクニックや手順を説明する時の的確なキューイングのこと。

ガイドは、ある体験を感じてもらうために、またその体験を深めてもらうために誘導すること。
なるべく生徒さんがいい体験をしてもらえるように、それを自然に引き出すためだけのガイドにしたいですね。
ある種の偏った価値観を押し売りしないように注意注意!

トーク(雑談)はクラスの良い雰囲気・環境作りや講師のキャラクターや人間性の開示。ちょっと笑いやネタを入れたり、失敗談なんかをお話してほっこりしてもらうみたいな?
特に関西の生徒さんはこれがあった方がいいみたい。
淡々としたつまんないクラスはちょっとね。

サイレンス
そしてしゃべり過ぎない、適度な間も大事ですね。生徒さんが自分で体験する、自分で考える時間と余裕を与えること。

私の場合は生のクラスの臨場感が好きで、その場にいる方のニーズや空気を読みながらクラスをするタイプで、どちらかというとインストラクションよりもガイドを大事にしている人です。

もちろんテクニックに必要なインストラクションもなるべく最適化しながら入れるようには努めていますが、でもインストラクションロボットにはなりたくないので、あまりこちらには力を入れてないかもしれませんね。

そしてトークも少しだけ入れるようにしています。
たまにダラダラとしゃべり過ぎてしまうことがあり反省です。(汗)

そしてサイレンス(間)も忘れずに。
サイレンスの質が良いと、クラスの全体の質が良くなり生徒さんの集中力も自然に高まる気がします。

指導者によって得意、不得意もあるだろうし、生徒さん側の好みもあるでしょうから、その辺のバランスは個性かなと思います。

あともうひとつだけ大事にしていることで付け加えるとしたら
安心できる環境、雰囲気作りをすること。
その人に合わせてわかる言葉で、わかるように伝える。
礼儀のあるフレンドリーなお声がけ。
人として、その人の尊厳を傷つけないように、またその人のことを気にかけること?
気配りは上手にできなくても、気にかけることはできるかな。

まだまだ未熟ですが、ヨガを好きになってもらえるように、また良い体験を楽しんでもらえるクラスができたらいいなーと思っています。

ヨガという看板をぶら下げながら、みなさんと一緒に繋がれる空間や時間があることが、私にとっての幸せを支えてくれることの一つです。

いつもみなさん ありがとうございます。
また最後まで読んで下さりありがとうございました。





はなねこ

INSPIRE主催 ヨガ講師/平尾江利のブログ

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